内山節さんの『哲学講座』を4年ぶりに開催します〈終了〉
2023年度哲学講座
開催概要
内山節さんの『哲学講座』とは…?
国民国家、市民社会、資本主義――近代の世界秩序は限界に達し、音を立てて崩れ始めています。
その一方、伝統に学びながら新たな共同体を創造していく人びとの動きも大きな広がりを見せています。
その先にあるのは、関係的世界を回復し、風土と和解する時代かもしれません。
近代的世界の限界から、私たちは何を導き出したらよいのでしょうか?
伝統的な農業や農山村のありようから何を学べるでしょうか?
内山哲学を学びながら考え、語り合う時間を共にしたいと思います。ご参加をお待ちしております。
今回のテーマは、【有機的世界の再創造】です。
テーマ | 有機的世界の再創造 |
プログラム | 7月1日(土) 12:00~13:00 受付 13:00~14:40 開講・第1講「有機農業と有機的世界」 15:00~15:20 参加者自己紹介 15:20~17:00 第2講「有機的世界と近代のシステム」 17:30~19:30 交流会(同会場にて) 7月2日(日) 9:00~10:40 第3講「大文字の歴史から、小文字の歴史へ」 11:00~12:30 第4講「没落を愉しむ時代へ」 12:30~13:30 昼食休憩 13:30~14:40 全体討議とまとめ・質問など 14:40~15:00 アンケート記入・終了・解散 |
参加費 | 実参加(両日) 15,000円(税込16,500円) *交流会、昼食込み 実参加(1日のみ)またはオンライン参加 10,000円(税込11,000円) |
日時 | 7月1日(土)~2日(日) |
場所 | 埼玉県戸田市上戸田2-2-2 農文協戸田事務所 7階 (所在地案内:https://www.ruralnet.or.jp/about/access.html) *農文協は2022年12月に東京都赤坂から埼玉県戸田へ本社を移転しました。 新しい事務所を、農家や農のまわりにいる人びとが集い、交流する《有機的世界》の拠点にしていきたいと考えています。その旗揚げとして、内山さんに戸田事務所での講義をお願いしました。 |
お申し込み方法 | 以下のリンク先の入力フォームに必要事項を記入し送信してください。 https://nbk.tayori.com/form/e67110a7a662700072819065fbb37e0d105ac3e8 【お申し込み〆切】6月16日(金) |
お支払い方法 | 開催約2週間前に事務局より振り替え用紙をお送りしますので、事前お振り込みをお願いします。 |
【宿泊について】
*今回、宿泊は哲学講座のプログラムに含まれていません。宿泊は必要に応じて各自で手配ください。
いくつかの例として近隣の宿泊施設をご紹介します。
・ヘリテイジ浦和別所沼会館 〒336-0021 埼玉県さいたま市南区別所4丁目14?10
https://www.bessyonuma-heritage.com/ Tel.048-861-5219
・埼玉県勤労者福祉センターときわ会館 〒330-0061 埼玉県さいたま市浦和区常盤6-4-21
http://www.tokiwakaikan.or.jp/ Tel.048-822-4411
講師について
内山節(うちやま・たかし)氏
哲学者。1950年東京生まれ。東京都群馬県上野村を往復しながら暮らしている。主な著書は『内山節著作集』(全15巻、農文協)に収録。近著に『日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか』(講談社)、『いのちの場所』(岩波書店)、『修験道という生き方』(共著、新潮社)、『内山節と読む世界と日本の古典50冊』(農文協)、『内山節と語る 未来社会のデザイン』(農文協、三部作)など。
内山節(うちやま・たかし)氏の代表著作
■ 内山節著作集
高度経済成長が終わった1970年代後半から、自然と人間の交通としての労働論を軸に、近現代を超える独自の思想を形成してきた内山節の真髄をなす著作を収録。品切れ本も多く貴重。各巻に著者執筆による解題付き。
■ 内山節と語る 未来社会のデザイン 全3巻
労働や共同体をめぐる独自の思想を構築してきた在野の哲学者が、政治・経済・思想の3つの切り口で現代社会と未来社会の構想を語った講義録。
その他の著作は 田舎の本屋さん よりご覧いただけます。