第38回農業ジャーナリスト賞を受賞

 農業ジャーナリスト賞は、農林水産業、食料、農山漁村の地域や環境等に関する顕著な業績をあげた作品に対し、農業・農村を取材する記者などでつくる「農政ジャーナリストの会」から贈られる賞です。
 この歴史と名誉ある賞を『百姓の百の声』が受賞しました。
2023年6月8日、東京都千代田区の日本プレスセンタービルで授賞式が開催され、監督の柴田昌平さんとプロデューサーの大兼久由美さんがそろって登壇。柴田さんが受賞の言葉を述べました。

監督の柴田さん

『現代農業』の取材班に「一緒に付いてきてもいいよ」といわれ、全国の農家を訪ねました。それまでマスコミで伝えられてきた農家のイメージとは全く異なり、実際に会ってみると彼らはものすごく明るく、力強く、自分のことを語ってくれました。

監督の柴田さん

ごくふつうの百姓たちの困難に向きあう力強さや可能性を伝えたい、消費者との間をつなぎたい、という思いがありました。

受賞理由

 日本農業の「今」を現場から多角的に捉えた秀作。十三組の農業者の日常の姿を追いながら、そこに通底する「百姓」共有の価値観を浮かび上がらせる構成に成功している。なによりも、多様な現代農業を映画化し、世間に伝えたことを高く評価したい。
 (中略)農業になじみがない人でも親しみやすく、都市住民を農の世界に誘い、理解を深める入り口としての立場を意識した作りになっている。農業をめぐる問題を単純に白か黒かの構図で俯瞰することなく、「鳥の目ではなく虫の目」で農業の多様性とリアルを追っている。(後略)

受賞理由と受賞の言葉の全文は、農政ジャーナリストの会編『日本農業の動き 219号』に掲載