『みんなの有機農業技術大事典』刊行記念公開セミナー

今なぜ、「みんなの有機農業技術」なのか

 農文協は2025年3月、循環型で持続可能な農業を目指すすべての農家に向けて、『みんなの有機農業技術大事典』(共通技術編・作物別編 2分冊)を刊行します。
 有機農業に取り組む農家は現在、全国に約6万9000戸。その63%は65歳以上で、うち7割は後継者がいません。一方で、新規就農者の約20%が有機農業に取り組んでおり、先駆者の知恵や技術が失われてしまう前に有機農業技術を伝承することは喫緊の課題です。
 著者は研究者、行政・JA職員、農家など総勢350名超。
 そのなかから、有機農業推進に命をかけてきたような講師陣が、刊行の意義と活用法を縦横に語ります。ご参加いただいた方から全国各地の実践事例や課題もお話しいただき、交流できる場にもしたいと考えています。
 今こそ農法や考え方の違いを乗りこえ、すべての農家が有機的につながるとき!

みんなの有機農業技術大事典
共通技術編・作物別編
(2分冊・分売不可)
★2025年3月10日刊行予定★
定価44,000円 (税込)
※画像をクリックすると詳細をご覧いただけます。

2024年12月19日(木)15:00~17:00

谷口吉光氏(秋田県立大学名誉教授)

1956年、東京都生まれ。上智大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。博士(農学)。専門は環境社会学、有機農業研究、食と農の社会学。「有機農業を軸に日本農業全体を持続可能な方向に転換すべき」と訴えている。日本有機農業学会会長(2019~23)。著書に『有機農業はこうして広がった』(編著、コモンズ、2023)、『有機給食スタートブック』(共編著、農文協、2022)ほか。

魚住道郎氏(農家 日本有機農業研究会理事長)

1950年、山口県生まれ。東京農業大学卒業後、「たまごの会」農場建設、従事を経て、1980年に茨城県石岡市で専業農家として独立。現在平飼い養鶏600羽、畑約3ha、水田15a。日本有機農業研究会理事長。共著に『有機農業ハンドブック』(農文協)、『「有機農業公園」をつくろう』(日本有機農業研究会)ほか。

農文協戸田事務所(先着20名様) 

  埼玉県戸田市上戸田2-2-2 アクセス

またはオンライン受講(Zoom)
*当日参加できない場合も、後日、期間限定で録画アーカイブを視聴いただけます。

●受講料:無料

●お申し込み:イベントサイト「ピーティックス」を通じて申し受けます。下記のピーティックスのフォームから、画面の指示に従ってお申し込み・決済ください。

●お申込み締め切り:会場参加は12月13日(金)、オンライン参加は12月17日(火)まで

企画中  連続講座 みんなでつくる有機農業技術

 循環型で持続可能な農業に向け、農家がずっと試行錯誤し磨き上げてきた技術を集大成した『みんなの有機農業技術大事典』。そのなかでも今とくにアツい話題を厳選した連続講座を企画しました。第一線で取り組む農家や研究者が、実践とそれにかける思いを存分に語ります。

プログラム(仮)
第1回 1月28日(火)  不耕起&草生栽培
第2回 2月下旬   緑肥&輪作で有機無農薬
第3回 3月上旬   自家採種と品種選び
別途、実地編(東京都足立区都市農業公園の見学)も計画しています。

参加費 8,000円(税込)

近日中に講師など詳細を公開のうえ、募集開始します。

こちらの連載もご覧ください
農文協・現代農業Web『みんなの有機農業技術大事典』によせて
第1回は、講師の谷口吉光氏です。(左画像をクリック)